作中、画期的とされていた動物愛護法第二条の元でも、ストーリー序盤のような殺処分がまかり通ってしまうなら、法律の意味って?と、思ってしまいました。ただただ、人側の勝手な事情、100:0だよなと。
施設や管理、処分の方法など、イメージでなく、実際どうなのかをかなり忠実に伝えていることは、すごく意味があると感じました。
処分から譲渡への舵切りは、現実にやるとしたら、多分もっともっと困難があるはず(なにせ行政のやることだから)なのは承知で、
それでも、やれると、やるんだと、全てのそういう施設が考えてほしいと、思いました。
テーマだけに沿って、淡々と、でも、心の機微や情熱、信念とか熱いものが描かれている感じがして、特に加瀬亮さんと田中裕子さんの、これはきっと声の力だなと、個人的には思いました。
いいだけじゃなくて、persuasive な声。
見てよかった。