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新米史官ク・ヘリョンのadagietteのレビュー・感想・評価

新米史官ク・ヘリョン(2019年製作のドラマ)
4.5
気楽に見られる時代劇風ラブコメ?
突然 女性が情報記録・管理にたずさわる官吏に登用されることになったり
その選抜のアイディアをかる〜く王族が考えちゃったり
その女性官吏が やたらと大事な場面に呼ばれたり 荒唐無稽ではある。

けど、普通にやっちゃうと 美男の兄弟にイケてる上司 彼女の周りはみんな素敵〜っって それだけかい!になっちゃうよね。 

そこを李氏朝鮮期という設定を借りて 冒頭から 恋愛ラノベについての考察やら焚書やらで "言論の自由”が語られたり、天然痘の流行を素材に 権力による隠蔽や 新しい治療法の理解の難しさが語られたりする。
そういう演出の頑張り?無理?撮影は大変?が功を奏して ありえん恋愛も微笑ましく。
もう割りきっちゃって、ええ氏のぼんが 煮炊きひとつできないことを笑ったり(現代の韓国男子は兵役があるから そのへんはできそうやね)壁ドンをおちょくったり、真面目にやる気があるんかないんか、笑えます〜

笑えるのも演技力あってこそ。
チャウヌやパクギウンのイケメンぶりにうっとりするのが正攻法でしょうが、ここは 脇を褒め称えたい。
いとうあさこちゃん似のク・ヘリョン家の家政婦さん
要領だけで偉くなったんやろ?な 芸文館のヤン奉教 
そして愛情ぶか〜〜いチャウヌの守役さん
上手いよねぇ〜 笑かすよね〜〜 
後半も楽しみです。
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完走〜〜  最後 横でみてた家人が まるで昭和ドラマじゃん!と大爆笑してました。せやな。むりくりな設定とか 大陣容とか 泣ける人的関係とか 確かに昭和かも。あ〜 クサいと思ってたけれど 昭和のドラマっていろんなものを内包してたんだなぁと 振り返ったり。
終盤の 政変はユルくて やや拍子抜けでしたけど、ウヌくんの涙演技は頑張りました〜 
大ラスのメインふたりは すっごくよかったです!幸せのカタチは人それぞれですね。
 
そしてやっぱり 脇!
いやもう 同僚勢から 小間使勢から みんな笑かしてくれるわ〜〜
楽しかったでーす。
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