まだまだ序なのですが。
面白いドラマは、始めの1話が面白いという経験則に照らすと…。
おなじく「シャーロック」を冠したドラマなら、竹内結子の「ミス・シャーロック」の方がミステリの質もキャラクタ造形も"らしさ"があったし、己好みだった。
ディーンフジオカに惹きを感じないから…とか、演出がなんとなく固い(刑事ドラマ的)…とかの理由もあるけど。
ホームズ系の探偵バディドラマとしては９月末に放送された「火村英生の推理」の方が、ミステリ色濃かったな。
同じフジで春に竹内結子主演で「スキャンダル専門弁護士QUEEN」という弁護士ものがあったが、不可能を可能にするアクロバティックな展開や結末の爽快感、突飛なキャラ演出、事件の背景の今日性など、ある意味BBC『SHERLOCK」の風味をもった魅力的な作品だった。
ひき比べてこの「シャーロック」は、よくある刑事ドラマと変わらない地味な印象で、シャーロックを冠してしまった事で却って損をしている気もした。
