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G線上のあなたと私のsiohitotumamiのレビュー・感想・評価

G線上のあなたと私(2019年製作のドラマ)
3.9
いくえみ綾のマンガはどーしても読んだあとに、ダメだ!!!なんとなくダメだ!!ってなって自分の中のなんらかのトラウマと劣等感が刺激されるんだけど、1話もその片鱗がありつつ(原作未読だから原作ゆえんのものかはわからないが) 、『年齢性別関係ないゆるやかな連携』は紛れもなく今の社会の気分であるので流石だなと思った。あわよくばそこにはLOVEが介在しないでほしい。

自分にとって世界の終わりみたいな出来事が起きたとき、それでも行かなければならない場所があるのは死にたくなるけど同時に少し救われることでもある。自分の中の尊いものが削れるかわりに悲しみや絶望も同時に少しずつ上書きされる気がするから。
だから、〝溺れる者が掴んだバイオリン”を手放したくない気持ちはとってもよくわかるよ。


2019.12.7追記
結構早々にLOVE介在したなw
いや、でも、なんだろう、サンコンのシーンは、これからの社会を生きていく上で結構な重要な他人との関わり方を描いていた気がする。コミュニティのなかでどうやって関係性を作り出していくか。自分の家族だけでは担いきれない役割をどうやって互いに賄っていくか。
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