わがまま娘

ブラック校則のわがまま娘のネタバレレビュー・内容・結末

ブラック校則(2019年製作のドラマ)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

まずこのドラマのメッセージとして、何でもかんでも校則は悪!なくせ!っていう方向性でなかったことはとても良かったし評価したい。
このドラマ内では死者を出さない、生きて卒業してもらう、という目的があったように、ルールが作られたのには何らかの意味や背景がある(あった)かもしれないことに考えを寄せるのはとても大切だと思う。サルの話だっけ?それは示唆的だなーと思った。世の中そういうルールがたくさんあるな〜

ストーリーも面白かった!馬鹿正直で素直で不器用な勝利くんと、上手く生きてけそうだけど複雑な過去を抱える中弥のキャラクターも明確だったし、2人ともハマり役で演技も上手だった。特に中弥役の海人くんは、振り切っているのに自然な演技ができていてポテンシャルを感じた。
ストーリー全体も笑えるポイントも多々あり良かった。あと麒麟の子流れるとめっちゃかっこいい!けど結構テンポ早いから最後じゃなくて最初に流したほうが視聴者の気持ちが上がった気がする。

ただ外国人労働者のストの話は必要だったかよくわからない。権利の主張繋がりなのかな?校則とは別ベクトルな気がするけれど…。ストの話を入れたことで伝えたいメッセージが不明瞭になった気がする。あと主役2人以外のキャラについては細かく描いてる暇ないから仕方ないと思うけど、田中樹がいい人なのか悪い人なのかよく分からなかった(笑)

全体として楽しかったし学ぶところも多くておすすめのドラマです(・ω・)ノ!♡