「1軒の酒場に入る神」
寝られた構成と脚本。
満足度が高い。
あのキャラクターたちのその後が丁寧に描かれる。従来のファンにも受け入れやすいのでは。
実際の現代社会を反映したストーリーは見事。さすがに、ただのアメコミじゃないという気概を感じる。
Dr.マンハッタンの魅力がたっぷりなのもいい。彼の時間観と愛こそ、この作品の鍵であり、起爆剤になっている。けれど、彼が選択した真意については疑問が残る。彼の力がありながらなぜ、、、?
また、オジマンディアスの境遇はかなりぶっ飛んでて面白い。吹き替えのおかげで、とち狂ったシャアのよう。
ただし、「ウォッチメン」という作品ありきだとおもう。少なくとも、映画は見ていたほうが楽しめる。作品の雰囲気として、どこかドラマ『レギオン』のような香りがした。あそこまで混沌としてはいないけれど。