いい意味で、あいかわらずの雰囲気ドラマ。
江波杏子さんが亡くなったことで、演じてた松陰タエもドラマの中で亡くなり、演者と役をリンクさせた葬儀を冒頭でたっぷりめにやったことに愛情を感じた。
しかも、葬儀シーンの最後には松陰タエではなく、江波杏子として紹介されていた。これは胸アツ。
今回から参加した吉岡里帆はさぞ居心地が悪かっただろうと想像するとうけるし、このドラマのファンは女性が多いことを想像すると吉岡里帆はミスキャストちゃうかと。Twitterでだれかが言ってたが、正解は土村芳だ。
情報番組でみてても情緒のかけらも感じられず、ただのコンチキチンでしかなかった祇園祭が、このドラマをみたことでちょっと見る目がかわった。
薄暗さのなか、等間隔にならぶ提灯、その先に固まって光る提灯。ごちそうさまでした。
新しいドラえもんのように、一生受け入れられないと思ってたエンディングテーマにすこしなれてきたことを最後に報告しておきたい。といってもあくまでも「慣れてきた」だけのはなしなので、武田カオリの京都慕情に戻すことは大歓迎です。