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FBI:特別捜査班のMIDORIのレビュー・感想・評価

FBI:特別捜査班(2018年製作のドラマ)
3.0
“LAW&ORDER”シリーズや“シカゴ”シリーズでお馴染み、ヒット作連発の名プロデューサー、ディック・ウルフの最新作です。ただ、ディック・ウルフ作品といえばNBCがこれまで定番でしたが、今回はCBS制作です。名プロデューサーであるディック・ウルフが強豪局に流出してしまったことから、“FBI”制作年にNBCはLAW&ORDERとシカゴシリーズを異例の長期更新。普通海外ドラマというのは1年更新が定番なのですが、ディック・ウルフを食い止めるべくNBCが強硬手段に出るほど怯えていた作品がこちらです。

観た感想としては、面白いですが、やっぱりCBS色に染まってしまっている(笑)ディック・ウルフ作品の良さというのは、派手な効果が無く、人間の心の揺れ動きを丁寧に描いているのが魅力なのですが、“CSI”や“Hawaii 5-0”、“NCIS”シリーズでも分かる通り、CBSは爆破などの派手な演出がめちゃくちゃ好きな局で、結局このドラマも初っ端から大爆発演出となっていました。ディック・ウルフがこういう爆破系ドラマを作りたくてCBSに行ったのかは謎ですが、この方はこの方らしくヒューマン系で行くべきだと思ったので、評価は✩3です。

主演はミッシー・ペリグリムとジーコ・ザキ。ミッシーのほうは“HEROES”に出ていたそうですが私の印象には全く残っておらず…ただ、カナダではとても有名な方のようで、こんな美人捜査官いないでしょとツッコみたくなるほど正統派美人です。ジーコ・ザキはこれまで人気作のゲストにちょこちょこ出演していたそうですが、大役はこれが初めてです。

この主演のマギー(役名)とOA(役名)の上司役を“Six Feet Under”や“LAW&ORDER”でお馴染みのジェレミー・シスト、監督官として“CSI:NY”や“Dr.House”のセーラ・ウォード、ゲストで“CSI:マイアミ”や“LAW&ORDER”のアラナ・デ・ラ・ガーザ。脇を固める俳優が海外ドラマでお馴染みの豪華キャストで、これがめちゃくちゃ嬉しいです。全員良い歳の取り方をしていて、物凄い太って誰だか分からないとか、フィラー入れすぎて顔の原形が無いとかそういうのが一切なく、年相応の素敵な歳の取り方をしていて好きです。

シーズン後半で突然マギーとOAがほぼ出演しない「ラクロイ捜査官」というエピソードがあり、このエピソードなんなの?と思ってFBIのInstagramを調べたら、スピンオフのパイロット版でした(笑)スピンオフ作るの早すぎ(笑)

シーズン2では“BONES”でブースの部下オーブリー役を演じたジョン・ボイドがレギュラーキャスト入り。そして、降板したセーラ・ウォードと入れ替わりで、ゲストだったアラナ・デ・ラ・ガーザがレギュラーに昇格。キャスト的にはシーズン2かなり良いので、早くシーズン2が見たいです。
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