十月十日の進化論のtbsk9unのレビュー・感想・評価

印象的な台詞が多く、人物も魅力的だった。
虫好きで頭の固い変人…とマイナスなイメージから描かれていく主人公が、徐々に周りに心を許していく、人間に戻っていくような描写がとても良かった。

コンクールらしいというか、現実味はないけれど印象に残るお手本のような台詞ばかりだったけれどそこが良かった。

刺さるような言葉や芝居が多くて、穏やかではないけれど良い作品だった。