たかすぎ

死役所のたかすぎのネタバレレビュー・内容・結末

死役所(2019年製作のドラマ)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

「お客様は、仏様ですから🙂」

あの世の手前にはシ役所が存在する

自殺課、他殺課や成仏許可申請書などの手続きを経て人は成仏していく死後のシステムがまさに市役所で面白い
四十九日以内に成仏しないと死者は冥土の道を永劫に彷徨うと言う

原作の漫画知らなくても楽しめた🎵

前半でしばらく長居していたミチルの偽善者な部分があまり好きになれなかったのでさっさと成仏して欲しかった
死刑課に勝手に入って人の過去詮索するババア気質な点や、自分も成仏しなきゃいけない立場なのに見送る側になってるのが好きになれなかった

でんでん氏は「冷たい熱帯魚」のイメージが根強いので人情ある役柄やっててもどこかしら怖いしやっぱりそういうキャラだった


TOKIO松岡さんの心こもってない愛想笑いも上手い
作り笑い全開で顔の筋肉疲れるね

「お気持ち、大変よぉく判ります🙂」
人によっちゃ神経逆撫でするタイプねw


一話完結で毎回一人の死者の成仏までを追う形なんだけど、シ役所の職員達それぞれのドラマも垣間見えたりする

でんでん氏と農具と血しぶきはとても合う◎😌
7話のイシ間の過去エピソードは許されていいと思うの
やっぱり泥棒に優しくしたって反省もしないし寧ろ付け上がってくるからいい事無いんだと再認識した

イシ間が「なぁ、シ村さん
この世に神はいるのか?」と訊ね
シ村が「さぁ?どうなんでしょうかね」とあの二人が答える場面深い

職員達の過去はどれも薄暗いもので、シ村とイシ間についても
何でそんな事するの神様ッ‼️馬鹿ッ‼️って思うくらい不幸がてんこ盛り
だから、老いた認知症のみちと再会した石間で号泣したね
最期の別れもいつもの大根の味噌汁のやりとりで目から水が止まらなかった😭
あのクソ兄弟ホンマ許せんかった💢
彼等こそ冥土でさ迷っててくれよ
みちが天寿全うしてて本当に良かった

幼児虐待で最低の母親に殺された絵本が大好きな少女の回もめっちゃ哀しすぎた😭
どこまで健気かお前はー‼️😭
菩薩級の優しい少女が何であんな環境に置かれなきゃならんのか
あんなツラい事しか無い現世なら早々にシ役所来て良かったと思うのに、本人はまた同じお母さんの子供になりたいと言う

「いいえ、ただの洗脳でしょう🙂」
感情に左右されないシ村さん直球で、斬る

人間はひとりで産まれ、ひとりで死んでいく
でんでんを泣かせる少女が名演技で最強だった
一緒に成仏出来て良かった
号 泣 ‼️‼️‼️😭
みんな死刑囚だけど何だかんだでいい職場、いいチームじゃないの泣かせる今生の別れ
「生まれ変わったら一緒に酒酌み交わしましょう」
目から滝‼️😭ゴォォォォ

9話ではついにシ村の過去が明らかになる
加護の会という宗教絡み
こんなところに安達祐実ィィィ‼️😳
中学生かと思ったわwwwいつ観ても童顔✨
あの日モデルにならなかったら、彼はこんな目に遭わなかったろう
葬式でプロポーズはどうだろうなって私は思うんだ
だって何か、依存心丸出しじゃない?

加護の会の先生がモロ胡散臭くて
何でこんなのに騙されるのか判らんかった😦
耳障りの良い事しか言わない群れに属そうとする
初対面で「私はあなたを愛します」とか自給自足でひとつの家族とかいうワードにも弱い
生きてる意味が判らなくなってる迷子がはまりやすいカルトな空間
基本、宗教は胡散臭いのや🤤
三日間食わず寝ずで心身弱った頃合いに、お帰りなさいなんて言われて家族ごっこ開始
洗脳されてるのも知らないで、しあわせだと思い込んでて不気味
本当の家族そっちのけで何してんだボケー‼️

絵の具を食べてしまう異食症の娘のためにカルトに入信してしまった一家の顛末
弱りきった心の隙間に、愛と言う単語はよく効く
カルト集団にまんまと妻を奪われてしまい、とぼとぼ帰路につくと庭で娘が殺害されていた
警察に強要され、冤罪のまま死刑は執行された
そんな人生
神様って本当にいるのかな?
本当に思うわ、本当にアイツいんの😕ってなる

でもシ村の過去は謎が多くて消化不良否めなかった
真犯人も妻の行方も判らないしね
原作では描かれてるのかな?

成仏許可申請書が受理されて成仏への扉の前で、「お疲れさまでした」と私も言われたいなぁ🎵
たかすぎ

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