本当に良い役者が揃っていた。撮影休止明けでも全員が、むしろ前より良い表情をしていて心底すげー！と思った。中でも井桁弘恵はアフレコも巧くてカッコよかったな。23話で暴走したゼロワンに襲われるシーンが凄かったと記憶している。でもやっぱり全体の舵取りがうまくいってたとは思えない。役者と監督は粒揃いなのにもったいないな、と感じる箇所が多すぎた。
ベストは42話。監督は田﨑竜太。残り4話で巻きつつも的確に終末を描き出す。雰囲気がガラリと変わったので、次作へ目移りしていたところに鋭いアッパーを入れられたような衝撃があった。龍騎や555のテイストを感じたのも嬉しい。しかし田﨑は辞表パンチもやっているので油断ならない。
他だとしょーじろーの撮った4話も凄かった。脚本の主義主張には全く賛同できなかったが、父子の顔による繋ぎが説得力に溢れていて見事に泣かされた。彼がプロパガンダ撮ったらマジでヤバいと思う。
