ツキナシヤバ子

エミリー、パリへ行く シーズン1のツキナシヤバ子のレビュー・感想・評価

3.5

1日の終わりにこんなファンタジーを
みたっていいじゃないと思えるドラマ
嫌味な上司にも負けず
次々とミッションをこなしていく姿は
プラダを着た悪魔を思い起こさせ
これはこれで人々がまた明日から
前向きに頑張ろうと思える
ポップな軽さが良いと思ったのだが、
キャストを調べたくてググってみたら
かなり辛口のレビューが沢山

従来の“努力に勝る天才なし”のような行いを古臭い神話と位置づけ、自己改善や自己向上をエミリーだけが免除されるユートピアを作り上げる。怠惰なミレニアル世代のためのファンタジーだ

言いたいことはわかる
たしかにこれはファンタジーだ
しかし私たちは現実に飽き飽きしているのだ。ミレニアル世代の電子機器の使いこなしや、センスの良さや、フットワークの軽さは、努力して得られるものではない
ミレニアル世代は怠惰なのではなく
ツールをどの世代よりも上手く使いこなせているだけなのだと思う。
それはスマートであり、それを手に入れられず努力してようやく外国語を話せるようになった世代は嫉妬しているのだ

美しいパリの街並み
伝統やマナーを大切にするフランスの人々
ファッションセンスとsnsを使ったマーケティング戦略に長けている笑顔がかわいいリリーコリンズ
上司の嫌味にも負けない強さ
色気まくりのフランスの男たち
すべてがそのまま誰かのsnsで語られる
一部分のようでまさしく一般人の想像するインフルエンサーの姿
私たちはその人の本来の姿を知らない
だからこそ夢を見られる
ツキナシヤバ子

ツキナシヤバ子