空

悪との距離の空のレビュー・感想・評価

悪との距離(2019年製作のドラマ)
4.8
おおぉこれは社会派しかも分厚いなぁ
撮影の仕方や音楽の導入テンポなんかはHBOが入っているからかドラマとしての完成率が高い感じがする
いや監督、ディレクター、プロデューサー、役者がかなり力が入ったのかもしれない

ここ何本も台湾のラブコメにハマりつつ台湾ドラマのテーマの扱いに関心していたけどこれはまた…

無差別殺人を犯した犯人と被害者、犯人の家族、犯人の弁護人、弁護人の家族、視聴率主義の報道、グリーフケア、精神疾患、障害者に対する台湾の認識そして第三者たち。

我々は第三者でいる時と被害者になった時、加害者になった時、被害者の家族になった時、加害者の家族になった時に同じことが言えるのか?自分だけは全く関係ない第三者であり続けるなんてことができるのか?
何故犯罪が起きるのか?精神はいつどんな時でも健全なままでいられるのか、それぞれの立場の人間をクローズアップすることでこれはただの他人事ではないと引き込んでいく。
原題の「我々が悪に至る距離」(みたいな?)ほんまにすごいなぁこれ。

弁護士がついさっきまで(私の中で)ラブコメしてたティンエンでメガネかけるとなんかシブがき隊のやっくんみたいになって気に食わないが被害者家族の旦那がチンジャオリンの元カレの玉木宏みたいなかっこいい旦那で加害者のお母さんがレイニーヤンのお母さん役の人やん。しかし被害者のお母さん役の人が倍賞美津子の若い頃か!ってくらいきれいな人、その妹もかわいい可愛い、なのにみんなすごいい演者でドラマに入れます。

11話にメイキングでも丁寧な説明があり理解への補助もある

これはいいわ。
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