関わっているNPOの方に教えてもらった。柄本佑好きなので観よう観ようと思ってたんだけど、先日117でもあったしこのタイミングで鑑賞しました。もうすぐ配信終了だったのでセーフ。
私が関わっているNPOは'誰1人取り残さない社会'を目指す団体で、まさに安先生の成し遂げたかった夢を実現させようと活動している。それは夢のような、綺麗事のような、映画の中のセリフに聞こえるかもしれない。だけど私がこの一年で関わった活動の中でそれは単なる言葉ではないと肌で感じた。
重度の精神障害者、路上生活者、元犯罪者、性暴力被害者、ネグレクト・虐待被害者、性的マイノリティの方、ギャンブル依存症の方、様々な過去を持った方と出会った。彼ら彼女ら皆この社会の片隅で行き場を無くして押し潰されそうになりながら生きている。だけどそんな1人1人に光を当て尊厳を取り戻させる活動に出会い、それは実現可能だと希望を持った。だからこの作品には真実が詰まっていると感じた。志半ばでこの世を去った安先生の悔しさを思うと胸が痛くなって涙が止まらなかった。
同タイトルの本も読んでみようと思う。夜と霧と同様にバイブルになる予感。
