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心の傷を癒すということのlinenのレビュー・感想・評価

心の傷を癒すということ(2020年製作のドラマ)
4.0
NHK総合土曜 21時〜
実在した精神科医安克昌さんを主人公にしたフィクションドラマとの事。
題名と同じ著書あり(書籍未読)
1話目は1970年代〜神戸。在日朝鮮人としての苦悩や尾野真千子さん演じる女性、終子との出会い、そして精神科医になるまで。ストレートな言葉がなくても人とのつながりや表情で大切にしたい事がしみじみと伝わるし、時代背景等丁寧に作られている印象。2話目に阪神大震災の被災。昨今関心が高まっていることであるが、私の最近の関心事も心を癒す術であり、タイムリーにこのドラマを視聴する事に縁を感じる。
『理由が沢山あるのは無いのと一緒』

追記 最終回まで鑑賞
安先生(柄本佑)の優しい語り口と眼差しに癒される
『人をひとりぼっちにしない事』
『あんたがずっとやってきたことやんか』
最終回は安先生の病状が悪化していく様を見届けるので、悲しみが多かったけれど、その中でも灯りのように救いがあり心揺さぶられた。演技派俳優さん達がキャラを消して、表情で演じているのが印象的。
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