HidekiIshimoto

薔薇の名前のHidekiIshimotoのレビュー・感想・評価

薔薇の名前(2019年製作のドラマ)
4.0
上下巻800ページ超の原作頑張って読んだはずなのに、オビに「最低二回は読み通さねば読んだことになるまい」と威圧的に書いてあり、すぐまた読む気力もなく読んでないことにされた俺にとってこの連続ドラマ化は有り難い。映画版と比較して観るのも楽しい。性豪ショーン・コネリーよりはジョン・タトゥーロの方がちゃんと童貞修道士に見える(褒めてる)。邪悪異端審問官ベルナール・ギー(実在!しかも邪悪じゃない)が元イケメン俳優ルパート・エヴェレットって最初違和感だったけど、たちまち映画版爆超えの邪悪さで今年度俺デミー賞最優秀悪魔賞候補。宗教は政治と並んで悪魔にとっては最高の隠れみの。来世はちょっと悪魔側にいって自民党に君臨してみようか。