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おっさんずラブ-in the sky-のsiohitotumamiのネタバレレビュー・内容・結末

おっさんずラブ-in the sky-(2019年製作のドラマ)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

シーズン1から変わらず武蔵推し。今回の武蔵の飛ばしっぷりもすごい。貫禄ある風貌と軽やかな身のこなしのギャップ。絶妙な緩急。吉田鋼太郎の舞台仕込みの声量で笑わせにくるのマジでやめてほしいw

正直春田のキャラは別に好みでもないんだが、総愛されキャラに説得力を持たせられる田中圭の凄さを感じる。


2019.12.23 追記
いや、ちょっと混乱しててこの結末を処理するのに週末を費やしてしまった。

シーズン2は、意図的に男性同士の恋愛に対する偏見や軋轢を排した世界線だった。レズビアンやトランスジェンダーについては言及されていないのでこのドラマを安易にLGBTもの、と分類するのは抵抗がある。言うなれば正しくBL世界。しかも現代的なBL世界。(ファンタジーではあるけれどそれらの作品が社会を進めてくれると信じて疑わない。)
さて、そのような世界線で自分が他人に抱いた『好意的な感情』をどこからどこまでが敬愛で友情で愛情か、はたまたその他のまだ名前のない感情なのか、きっちり線引きできるのものなのだろうか。
私は今の世界でも自信がない。男女の間で友情は成立するかという使い古された問答があるけれど、その男女という部分が無くなってその問いはさらに難易度が上がる。

春田が最後に下した決断は、その思考の先の決断だった。はっきり区別のつけられない感情を探りあてていく作業。

それにしても、もともと武蔵推しだったのにこのエンドは考えてなかったごめん。
タイムリープして何回もやり直してやっとたどり着いたんだなと最後の一言で思ったよ。よかったね、武蔵。

泣いたり笑ったり萌え転がったり、楽しい2ヶ月だった!
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