シロー

エイティーン/A-TEEN シーズン1のシローのレビュー・感想・評価

エイティーン/A-TEEN シーズン1(2018年製作のドラマ)
4.6
仲良し高校生6人組の青春群像劇。いろんな恋模様や、進路に対する漠然とした不安や悩み、友人とのちょっとしたわだかまりなど、甘酸っぱい事件が描かれている。何気ない日常でも、よく見たらどれも特別なことばかりーーキラキラしているドラマだった。

1話10分くらいなので手軽に観れる(教育テレビのドラマみたいな感じ)し、個人的には先生や親が迷える子供達を諭す、というような「先人の導き」のくだりがメイン
ではなく(ないわけじゃないけど)、問題に対して子供達同士の歩み寄りがメインに据えられているので、「道徳教育的」には見えないのが良かった。

端的に言うとドチャクソきゅんきゅんする。最高。こんな学校生活に憧れる。
みたいな、少女コミックの世界のような作品。ただ、これが清涼飲料水のような爽やかな風味になるか、塩水のような渇きを促す風味になるかは観る人の感覚によると思う。僕はボラムとミンと付き合いたいです。


〜〜〜〜〜〜ほんのりネタバレ






キムハの描き方がめちゃくちゃうまいと思う。というか、人物の視点をコロコロ変えることによって、描いている部分と、描かれていない部分に分離しているから、その中間を別パートから補完することになるんだけど、キムハに関しては、当初のキャラクターと、終盤のキャラクターでは印象がガラリと変わる。ドハとの関係性や旧名の過去など……その伏線が至る所に散りばめられていて、手が込んだドラマだなって思った。
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