くるみ

悪魔の弁護人・御子柴礼司〜贖罪の奏鳴曲〜のくるみのレビュー・感想・評価

3.2
原作の小説が大好きなので、期待半分不安半分で視聴。
やはり23時台の土ドラ枠だからか全体的に作りがチープ。
表題のロゴ?フォント?もダサいし、裁判所のセットもショボい。
毎回注目の裁判のはずなのに傍聴席には空席が目立つし、御子柴さんの事務所は西日がひどすぎる。笑
なによりサブタイトルに1巻の「贖罪の奏鳴曲」を掲げておきながら、1巻の内容をすっ飛ばすとは思わなかった。
そもそも事務員の洋子さんがしゃしゃりすぎ。
原作の唯一の癒しどころである凛子ちゃんと御子柴先生の交流も全部洋子さんとのシーンになっていてガッカリ。
あんなに出番を増やすなら、失礼だけどベッキーよりもっと演技力のある女優さんを使ってほしかった。

主演の要潤は思っていたよりは良かった。
今までに思い浮かべたことのないキャスティングだったけれど(個人的なイメージでは御子柴さんは長谷川博己)、黒ずくめのスーツがよく似合っていてかっこよかった。
あの髪型も清潔感があって好きだなぁ。
でも、御子柴さんの設定としてはビミョー。
やたらと罪を償いたがっているというか、赦されたがっているというか…そもそも言葉数が多すぎるし、事務員に振り回されすぎ。
事務員のほのかな恋心も実に不要。
原作は4巻まで出てるので一度に全ての内容を詰め込まずにシリーズ化してゆっくり丁寧に描いてほしかった。

本編後の「おしえて御子柴先生」は地味に毎回楽しみだった。
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