ブレンダン

地の塩のブレンダンのネタバレレビュー・内容・結末

地の塩(2014年製作のドラマ)
2.9

このレビューはネタバレを含みます

たった4話だけなので気軽に観られます。このドラマは考古学における捏造事件と13年前の未解決殺人事件を取り扱っていますが、そこに共通するテーマは簡単にいうと「バレなければいいのか」ということです。
多分このドラマを観た人のほとんどは「神村の発見により町は発展したし、最初の発見が捏造だとしてもそのあと本当に旧人の人骨が見つかったのだから別に黙っていたって良かったのではないか。」という感想を持つと思う。でも13年前の事件はすっかり風化してしまったように思えて遺族たちは決して消えない苦しみを抱えていたし、刑事は無力感に苛まれ続けていたんです。「神村が掘り起こしさえしなければ俺は平穏に暮らせていたんだ。」という犯罪者柏田の考え方と同じ感想を視聴者が持つように設計されているのがこのドラマの面白いところです。事実、神村は良心の呵責に苦しみ続けていたし、彼は踏みとどまったんだと思います。
さて、このドラマが面白かったかというと微妙です。遺跡から遺体が見つかるというアイデアは面白いのですがいまいち融合してないんですよね。犯人も神村が捏造していることも最初に明かされるので見方が固定してしまう。神村にはセールスマン的資質もあって「考古学がダメでも、多分どこでも生きていけるよ。」って思ってしまう。