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地の塩のlalalalabombaのレビュー・感想・評価

地の塩(2014年製作のドラマ)
3.5
歴史とか母なる大地とか真実とか捏造とか…。

まあ、その業界の住人にはとっても大事なことなんだけど住む世界が違えばどうだっていいこともある。

他所の旦那さんが浮気してようが他人にはどうでもいいことだ。

それぞれの正義と正義感。

12年前の殺人事件と考古学的発見というどちらも地味な出来事を結んでのカップの中の嵐。

考古学連盟の重鎮が死亡してもほとんどニュースになんてならない。

実際にゴッドハンドと言われる学者が同じことしたけどそれを元に作られたんだろう。しかしそんな事件誰も覚えてないし。


教科書の出版社に勤務する正義感の強い頑固な母親に松雪泰子はちょっとミスキャストっぽい。
が、そういうキャスティングはいいと思う。

が、主演の大泉洋は合わないわ。いくらなんでも。

だいたい教科書は嘘だらけだし「子供たちに嘘は教えられない」なんて詭弁にしか聞こえない。

STAP細胞だってほとんどの人が小保方さんの捏造だと信じてる。
真実は存在するが誰も知らない。

そう言うものだろう。

小保方さんのあの事件はドラマ化しないんだろうか?

真実とはニュートンが万有引力を云々する前から林檎は木から落ちてたということ。


教科書に載っていること、先生の言うこと、親の言うことは、だいたい嘘だ。

役に立つとか幸せになるためとか色んな理由はあるだろうが真実でなければ嘘は嘘。

人の手は生きていればしだいに汚れていく、そして、人は必ず死ぬ。

世の中に真実がある限り嘘は存在する。

一点の曇りも許さない潔癖症の妻は浮気した夫と再婚するんだろうか?


偉大な発見のためには捏造もアリか?
愛のためには嘘も必要か?

最後に土に自分で作った何かを埋めることは犯罪なんだろうか?

軽犯罪で捕まった有名人を重罪人のように扱う世の中は正義なんだろうか?
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