茶一郎

ダーク シーズン1の茶一郎のレビュー・感想・評価

ダーク シーズン1(2017年製作のドラマ)
4.4
【短】「過去、現在、未来の区別は幻想に過ぎない」何とも不穏なアインシュタインの言葉から始まる今作。ドイツの小さな町で起きた少年の失踪事件を始まりに、その町に隠されたある秘密が明かされていきます。
 少年失踪、そしてSF要素と、何かドイツ版『ストレンジャー・シングス』と言われるこの『ダーク』ですが、そのタイトルの通り、終始「暗く」、『ストレンジャー・シングス』のB級映画的要素を全て無くした作品が今作に近いように思います。
 監督は、『ピエロがお前を嘲笑う』で『ファイト・クラブ』にラブレターを贈った、ドイツのデヴィッド・フィンチャー憧れ監督のバラン・ボー・オダー氏。全話をドイツで制作した初のNetflixドラマシリーズであり、ドイツの不穏な空気感がより作品のクオリティを底上げしている印象です。
 三つの時間軸を行ったり来たりするため、キャラクターの関係やや煩雑なのは難点ですが、その関係が集約するラスト付近の気持ち良さは格別でした。