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ダーク シーズン1のhiroのレビュー・感想・評価

ダーク シーズン1(2017年製作のドラマ)
5.0
設定5/脚本5/役者5/映像音楽5/個性5
シリーズ評価:Ⅱ/Ⅰ

日本にも80年ごとに災害と政変による終末がくるなんて説がありますね。寛政の改革(1787)、大政奉還(1867)、終戦(1945)、そして75年が経過…

なんという作品でしょう。『クラウド・アトラス』『プリデスティネーション』『インセプション』…タイムスリップSF好きが度肝を抜かれて狂信する作品リストに新たな一頁です。というかドラマはあまり見ないので初。

映画と違い時間がたっぷりあるドラマ。世界観の説明にかける時間にも余裕があり、小説のような深みのある話が描けるのが利点。
シーズン3まで予定されている本作はなんと、シーズン1をまるまる舞台設定の説明に使ってると言っても過言ではない。。

原発の街で33年おきに4つの家族にふりかかる、似たような失踪事件。時系列シャッフルでストーリが展開されていきます。

ざっくりみんな2人兄弟とすれば、2人×4家族×4世代、30名の役者が主要キャラとして登場。
相関図を書きながら見ましょう。そして相関図を書くのが楽しいと感じた方はもうハマること間違いなし。めんどくさいと感じた方は厳しいです、シーズン2に入っても登場人物が増え続けますw

小さな街のドロドロとした人間関係が解き明かされつつ、同時に時系列要素が足されていく。
5話だったと思いますが、SF映画の終盤でもよくある展開が訪れます。これがこのドラマの、"序章"です。スケールが桁違いです。

ほぼ話広げっぱなしでシーズン1だけでは綺麗に終わらなかったのでなんとも言えませんが、タイムスリップもの好きとしては、絶句するほどの面白さ。壮大なスケール。一気見しました。
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