4家族に起きた話って触れ込みだけど、縦横に加え奥行きまである。縦横無尽。つまり、登場人物は少ないんだけど多すぎて許容範囲を超えてくる。私にはこの大家族の把握は無理。しかも人間関係（というか血縁関係）が複雑に絡み合ってるから尚更たちが悪い。皆それぞれ秘密を抱えて嘘ばっかりつくくせに、言ってることは信用できるし信用できない。
キーワードは旅人
つまり時の旅人
でも案外、町内しか旅してなさそうだから旅というか家出に近いんだけど、こんだけ旅人がいたらばったり出くわすことも多そうだし、事実ばったり出くわしまくってたっぽい。でもたぶんお互いに「それ知ってるから。自分の方が未来から来てるから」的な感じでマウントの取り合いになってそうな雰囲気はある。しかも挙げ句の果てに、こじれる。厄介。
連邦の白い悪魔は生きてるんだか死んでるんだか分からない上に、右を見ても左を見てもヨナスがいるし、もうそこかしこにヨナスがいるからなんだか落ち着かない。マルコビッチの穴ほどではないけれど、ヨナスヨナスヨナスヨナスヨナス…的なことになり、さすがにこれだけヨナスがいると悪いのはなんだか全部ヨナスのような気もしてくるし、ヨナスって文字、なんかおかしくね？こんな字だっけ？って思えてきて、終末が来て世界が崩壊するのより先にゲシュタルトが崩壊した。
牛乳は…悪くなってないからまだ飲めそうだけど、いつか悪くなった牛乳を口に含んでグレート・ムタの毒霧みたいに吹き出す未来が視えるし、アポカリプスが来るとか来ないとか言いながら、その決め台詞、弟のなんだけど勝手に拝借して、なし崩し的に大混乱のシーズン3に突入していくから面白いなぁまったく
