けんたろう

テセウスの船のけんたろうのレビュー・感想・評価

テセウスの船(2020年製作のドラマ)
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元気があれば何でも出来るおはなし。


はじめはバタフライ効果ガン無視に行動する主人公・心(竹内涼真)に共感できず、
次に犯人の思惑にまんまと乗せられすぎな主人公・心(竹内涼真)に共感できず、
最後にやっぱり演技が一番臭い主人公・心(竹内涼真)に共感できなかった。


また、はじめから10話ほど展開するということを知っているため、序盤に怪しい人は怪しくなくなるというTVドラマにありがちな矛盾につまらなさを感じる。
とはいっても、それを上手く利用し、かつ敵が主人公・心と重なる最後にはほんの少し心をかっちゃかれた気分だ。
ヒーロー映画におけるヴィランに似た者を感じためである。


だがやはりこの作品は嫌い。
放送時間の8割目くらいに流れる感動系音楽は10話まで聴き続けると、さすがにくどい。
僕は"父と息子"系にめっぽう弱く、涙を流す場面は幾度もあったが、あの音楽が流れた瞬間に流跡すらも消えるほど涙が乾く。
僕の部屋の湿度はいつの間に10%になっていたのかと困惑するレベルだ。本当にあれは萎えるからやめてほしい。


まぁとにかく色々あったが、最後のシーンもお父さん(鈴木亮平)のテセウスの船にまつわる話には重みを感じ、笑みながら見守っていたわけで、結局最後まで観てしまったのは事実。
面白かったとは言わないが、10週に渡って惹きつける何かはあったのだろう。

では、これから録りためた『麒麟がくる』も観るとしよう。