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あしたの家族のdaiyuukiのレビュー・感想・評価

あしたの家族(2020年製作のドラマ)
4.6
小野寺理紗(宮﨑あおい)は4年前の結婚式当日に新郎に逃げられた過去を持つが、今はすっかり立ち直り元気に暮らしていた。父親の俊作(松重豊)は製菓会社の営業部長だったが、人事異動で別の部に配属される。母親の真知子(松坂慶子)は明るい専業主婦だ。
3人は理紗が結婚したら理紗とその夫、そして両親が一緒に暮らすために建てた大きな二世帯住宅で暮らしていた。
俊作が異動した部署には、兵頭幸太郎(永山瑛太)が新部長として着任する。幸太郎はかつての俊作の部下だったが、これで上司になってしまった。元部下の昇進はめでたいが、俊作の心境は複雑だ。
そんな俊作が心を休めることができるのは、幼馴染みで先輩の村上洋一(六平直政)が営む居酒屋。仕事や家庭の愚痴をこぼすことができる、唯一の場所だった。
一方、真知子はフラワーアレンジメントが趣味で、倉橋響子(一路真輝)が経営する教室に通っている。響子は洋一の元妻だが、真知子にとって響子は、何でも話すことができる大切な存在だ。
そんなある日、理紗はプロポーズされたと言って、挨拶のために恋人を家に連れてくると、その顔を見て俊作は驚く。なんと、理紗の恋人は幸太郎だったのだ。元部下が上司でしかも娘の婚約者とは…。
果たして、理紗と幸太郎の恋の行方は?
理紗と幸太郎は俊作、真知子と同居することができるのだろうか?
石井ふく子プロデューサー定番のホームドラマだが、婚約者に逃げられた過去を持つ理紗と父親との関係が拗れた幸太郎が、難関を超えて家族になるストーリーというのが、新鮮。
娘が心配過ぎる父親の松重豊とおおらかな母の松坂慶子のテンポの良い夫婦の掛け合い、特に松重豊のコミカルな演技に大笑いさせられ、正月らしいホームドラマとして楽しめる。
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