このレビューはネタバレを含みます
婚約していた彼が"浮気相手との間に子供が出来た"と結婚式寸前で逃げてしまい、舞台はその4年後の物語。
2世帯住宅を父が建ててしまい、持て余していた。
宮崎あおいがごく自然体で良く、松重豊も娘を思う父親がハマっていて良い。
娘の相手が昔の部下で現在の上司という、色々とやりにくい状態になっていたが、
相手役である瑛太の人柄が上司を慕う好青年であったため上手くいった例だと思った。
結婚の挨拶で、同居したいと伝えた瑛太らに対し、駄々を捏ねたわけではなく娘を思う気持ちから"この家には娘のツライ思い出もまだ残っている"と、新婚生活は真っ新な場所で始めなさいと言った父の言葉に感動した。
そして結婚式当日に、それでも4年前のことから逃げずに乗り越えて幸せになりたいんだと、同居を願い出る瑛太の言葉にも感動した。
4人で生活を始める姿は微笑ましかった。
新たな家族になるまでの素敵なストーリー。