このレビューはネタバレを含みます
「コの字型のカウンターがある店を、コの字酒場という。座れば左右、斜め、人の顔が並ぶ。上座も下座もなくフラットな場。言わば、そこは人と人がふれあう舞台。
さぁ今宵も、一緒に乾杯しませんか？」
中村ゆり(恵子先輩)×浅香航大(吉岡くん)
主演二人の掛け合いが素晴らしく、出てくるお店、料理、人柄(実際の店主が出演されている回もあります)
その全てが魅力的
番組の終わりにある店の紹介コーナー
「今夜のコの字」
(原作者、加藤ジャンプによるコラム、中村ゆりのナレーション)
丁寧なお店紹介にとても好感を持ちます
お酒を飲む人も飲めない人も楽しめるドラマ
行ってみたくなるお店ばかりで、東京住みの方がうらやましいです
・コの一 十条「田や」/清澄白河「だるま」
刺身盛り合わせ、天ぷら、マグロ納豆
・コの二 神楽坂「焼鳥 しょうちゃん。」
皮、焼おにぎり
”口は悪いけど、丁寧で一途な仕事振り”
”硬いカリカリの奥には旨味が詰まってる”
・コの三 横浜「のんきや」
シロ(塩)、オフロ(湯がいたコブクロ、ねぎ、山椒、七味、からし)、シメのラーメン
"のんきやに来たら、まずシロを食え”
・コの四 自由ヶ丘「ほさかや」
鰻、かしら、きも、塩焼、からくり
"ここはさ、舞台を楽しむみたいに店主や店員の仕事を見てるだけでうまい肴になるんだよ”
"コの字なら上座も下座もなく皆平等に酒が呑める。だから酒が旨い、それがいいんだよ”
・コの五 町田「酒蔵 初孫」
きぬかつぎ、南蛮漬け、フジツボ、つくね、塩モツ煮込み
"ここは美味しいお酒と料理を楽しむ場所でしょ。ほら、ビールは冷たいうちに飲む、料理はあったかいうちに食べる”
"お酒はほどほどが一番美味しいの”
・コの六 一之江「大衆酒場カネス」
二種類の暖簾、ラーメン、馬のモツ煮込み、柳川鍋
"余計なものは入れない”
"元気をもらいにまた来よう”
・コの七 東十条「よりみち」
元デパートガールの女将さん
ポテトサラダ、湯豆腐、お菓子、海苔チーズ、
"私、何カッコつけてたんだろ。自分ができることをやるしかないんだよな”
"特別な酒や肴がなくても、気取らない女将さん、思い思いに楽しむ常連さんがいれば居心地いいんだなぁ。
この良さはネットの点数じゃ分からない“
・コの八 赤羽「まるよし」
まるよしサワー、キャベ玉(小)、たこ串、串カツ(カレールーをかけて)
"お酒の席なんだから、楽しく呑んで美味しく食べれば、それでいいじゃない”
"最初から上手くできる人なんて、そういないからな“
"人と人とが触れ合って、コの字なら人間関係をほぐしてくれる。
飲みニケーションなんて時代遅れかもしれないけれど、後輩を見直すことになるなんて、思わなかった”
"垣根なくみんなが笑顔になれる店。昼酒は三文の徳ってことか“
・コの九 松戸 「酒処 ひよし」
モツ煮、刺し盛り、おでん、サイコロレバー、ひよし名物肉味噌オムレツ
・コの十 秋葉原「赤津加」
若鶏の唐揚げ、お刺身盛り、天ぷら盛り合わせ
"気にしなくても大丈夫ですよ。本場が絶対いいわけでもないですから“
"酒呑みに国境はありませんから”
"先輩、今日もいいコの字をありがとうございました”
・コの十一 新橋「美味ぇ津゛」/ 神保町「兵六」
お通し、牛ハラミの炙り、煮こみ(美味ぇ津゛ )
兵六揚げ、餃子(兵六)
"めちゃめちゃ傷付きましたけど、後悔はしてないです“
・コの十二 錦糸町「井のなか」
鴨ロースト
"それまでの俺は、毎日電車で会社に通って、クタクタで、後輩とかの愚痴ばっか言ったりしてて、そんな狭かった俺の世界を一気に広げてくれたのは、コの字酒場でした”
"なんか世の中捨てたもんじゃないなって、楽しいよなって“
"なんせ日本にはコの字酒場はまだまだ300軒あるって言われてるからね“
"今夜はコの字で、乾杯！”
