浪花千栄子の一生を昭和初期の大阪を舞台に描いたドラマ。
初っ端の苦労の幼少期の子役が面白さと哀しさのメリハリがめちゃくちゃ上手くグッと心を掴んだ。
大阪の芸人、大衆演劇役者、登場人物の実際の息子などキャスティングが良い。
腹が立つ役どころだがトータス松本がとても良い味を出している。
杉咲花は演出のせいか若さ故の演技なのかどうしてもギャーギャー捲し立てる演技が朝から見ていて疲れるし、感動のシーンはもう少し優しく喋るなど深みがほしい。
最後まで演技がなにか違うように感じた。
音楽も雰囲気が妖怪人間ベムで印象づいてしまってどうも不穏なイメージが抜けない。
でも周囲の人たちの優しが毎回泣ける。
名倉潤がこのドラマの中で日に日に上手くなって最後には感動させられた。
ラストの締めくくりも良かった。
終わりよければ全て良し。