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太陽を抱く月のkunikoのネタバレレビュー・内容・結末

太陽を抱く月(2012年製作のドラマ)
2.8

このレビューはネタバレを含みます

一回目に見たとき、話は面白かったけど、もう見ないなと思ったが、なぜかまた見た。やはり、だめだった。見ている間中、自分ずっと顔をしかめてたと思う。
子役の子がとてもよかったが、大人になってからの主人公たちは魅力がなかった。ともに美形で、演技力があり、人気もある俳優さんらしいが、このドラマに関しては、全くそれを感じなかった。。王様は、臣下をいつも怒鳴り散らしていて、威厳がなく、女のことばかり考えてるし、ヒロインは目ばかりぎょろぎょろしていて、怒ったり、泣いたり、役柄なのかいつも負のオーラをまとって、まったく美しくない、正直、何も魅力がなかった。。
自分が好きな人には想いこがれるくせに、それ以外の人には冷たかったり、お兄さんを交えた三角関係も、ドラマ全体が恋愛至上主義というのか、陽明君はヒロインを愛するためだけに生まれてきたようなものだ。
主人公を取り巻く人たちを散々振り回し、苦しめ、最終話に至るまでには、何人の人が亡くなったのか。終わりの回に近づくと、王の部屋の奥にかくまわれて、時にのほほんと手をつないで、後ろにお供をかしずかせて、庭を散歩しているのにはむかむかした。
陰謀を暴く正義や、呪術で呪いをかけ、ひとりの女性の人生を変えてしまった罪、愛する人のための自己犠牲、とても尊いテーマをいくつも扱っているのに、結果、主人公たちの初恋が実ってよかったね、みたいな終わりはなんだかなぁと思った。
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