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麗<レイ>~花萌ゆる8人の皇子たち~のsouのネタバレレビュー・内容・結末

3.6

このレビューはネタバレを含みます

タイトルとパッケージでまずあまり見る気がせず。最初の数話は、美男たちの戯れと主人公があまり好きになれず、拒否感…
でも、なんとか進めると、見事に引き込まれた。

皇帝という仕事の大きさ、大変さ、そして孤独さをひしひしと感じた。
世の中を作りあげてゆくのって本当にすごいこと。まわりは敵だらけで、何を信じてゆくのか、強い強い精神力と政治力、決断力、いろんなものが必要なんだな。
歴史ってドラマだよね、みんな全力で人を愛し、考え抜いて決断をし、笑い、泣き、祈りながら、全力で生きているんだよなぁ。「血の皇帝」と一言で言っても、その裏には多くの苦しみと涙があるのだな。

IUちゃんがかわいくてかわいくて、そして演技も素晴らしかった。
そして、カンハヌル。優しく穏やかな顔から、嫉妬、冷静で冷たい顔、最後のすべて悟った顔…すごい役者さんだなと思った。
カンハヌルが好きだからか、ウクの人生がやっぱり気になる。家族を想うゆえに愛しい人を失い、そして嫉妬、隙なく冷酷に皇帝を目指す姿。どの人物にも言えるが、この時代、この立場でなければ、違う幸せが待っていたかもしれないのにと、切なくなった。別の時代で出会っていたら、どんな物語になったのだろう。
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