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恋はつづくよどこまでものmaroのレビュー・感想・評価

恋はつづくよどこまでも(2020年製作のドラマ)
3.5
2020年のドラマなのに、ものすごく90年代。
最終回とかのろけのビッグサンダーマウンテンだと思った(笑)

いやー、まいった。
医療がほぼ関係ない医療モノ。
舞台が病院なだけで、中身はコッテコテのラブコメだった。

主人公の佐倉七瀬(上白石萌音)が「好き!」というたったひとつの感情だけで猪突猛進に進んでいくのが、90年代のトレンディドラマっぽくて好きだった。
看護師としての上昇志向もあるにはあったけど、ほぼ関係なかったねw
話の9割が「てんど〜せんせ〜」って。

最終回とか観てるこっちが恥ずかしくなったよ。
なんだよ、あのジェンガのやり取り。
ブロックに集中しろし。

さらに、そんなところで渡すんかい!ってシチュエーションで指輪渡すしw
二人の世界に入りすぎてて逆に吹いたwww

でも、観てる方が恥ずかしくなるなんて、本当に90年代のトレンディドラマ以来だから懐かしい感じもした。

佐藤健も『ギボムス』でお調子者のパン屋やってたのに、今回はツンツンしたドSの医師っていう振り幅の大きさに驚き。
しかも、イケメンしか絶対やっちゃダメな流し目やセリフの数々。

男目線からしたら佐藤健にキュンとすることはないのだけど、漫画のキャラクターのような設定は単純に観て楽しかった。

でも、個人的には渡邊圭祐の方がカッコイイと思う(大幡しえりも出てたから、まさに『仮面ライダージオウ』だったねw)。
成田凌にも通ずる、イケメンなのにヘナチョコな役も似合うという魅力。

彼も最後は漢気見せたけど、あの面接は茶番すぎるだろって。
てか、なんで面接前に香里奈は志望者の情報知らないんだよって。
本当に最終回でいろいろぶっ込んでくるな(笑)

まあ、あえて思うところがあるとすれば、女性陣が上白石萌音以外ほとんど目立ってなかったところかな。
吉川愛も堀田真由も好きだから、もっと出して欲しかった。。。

あとは、ライバルがちょっと弱かった気がする。
ひと昔前のドラマだったら、恋敵ってのは平気で嘘つくし、「これ渡しといて」って言ったの渡さないし、スキあらば「俺んとこ来い!」つって、見方を変えればクソ野郎スレスレみたいなやつが多かった。

来生晃一(毎熊克哉)は策士かもしれないけど、そういう意味ではパンチが弱かったような。
もし、ひと昔前のドラマみたいな恋敵がいたら、男でもキュンキュンしたかもしれない。
今回のドラマはあくまでも女性向けのラブコメだったからね。

全体的に大きな障害もなく、始終お花畑のようなノリだったから、後半やや食傷気味にはなったけれど、最終回で一気にアクセル吹かしてきてやられた。

個人的には、ドラマはこれぐらいがちょうどいいなー(笑)
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