ワイカ

ペーパー・ハウス シーズン1のワイカのレビュー・感想・評価

ペーパー・ハウス シーズン1(2017年製作のドラマ)
4.2
 これは面白い!毎回続きが気になって止まらなくなる系。スペインのドラマなんて初めて観たけどすごいのね。

 寄せ集めの犯罪者たちが王立造幣局に強盗に入り、長期戦で巨額の紙幣を印刷して盗もうとする話。

 最初の方で人質に犯人たちと同じ格好をさせた辺りは「インサイドマン」の真似かと思ったけど、全然違った。もっと手が込んでました。

 緻密な作戦や警察との駆け引きだけでなく、強盗や人質たちの群像劇、強盗同士の確執、強盗と人質の間に生まれる微妙な人間関係もあって興味深いです。

 現在と作戦準備中の話が行ったり来たりするつくりも、強盗たちのバックグラウンドが少しずつ明らかになって飽きません。一人一人のキャラがハッキリしてるのも良いです。

 基本は造幣局の中とすぐ外だけで話が進むので、途中ダレかけるけど、随所にピンチがあったりして、その都度きっちり引き締まります。時間がたつにつれ緩みや綻びが出る展開もリアリティを感じました。

 しかし気になったのは、スペインの警察ってあんなに緩いの?一番救出チャンスがありそうな夜間は作戦休止なの?あの女警部はザルすぎない?カフェで携帯で事件のことあんな大声で話す?あんな緊迫した大事件の合間にちょこちょこ恋愛気分になってる場合?素性の知れない民間人に捜査現場まで送ってもらう?他にもあの状況で男女関係の話が多いのは、やはり情熱の国だから?

 その辺を軽く流せれば、かなりの素晴らしい出来です。シーズン1ではまったく完結せず、続きが楽しみ!