レトーポ試験

ペーパー・ハウス シーズン1のレトーポ試験のレビュー・感想・評価

ペーパー・ハウス シーズン1(2017年製作のドラマ)
4.6
ヒくほど面白い、というか個人的に好きな要素が詰まりまくってる大強盗(正確には造幣局占拠)物語。

こうゆうのって、計画→準備→実行→成功(カタルシス)みたいなのが典型的な構成だし、それが見やすいと思うんだけど、『ペーパー・ハウス』ではまず1話目を丸々使って造幣局占拠計画の「実行」から見せてくスタイル。

え、もう占拠完了したしドラマ終わるくね?残り5シーズン何すんの?と思ったらそこからの物語の展開、拡大、飛躍が凄まじくて、しかも面白い。話の進みもラジカルで次々にいろんなことが起こるから飽きない。

実行中の計画の説明を、5か月あった過去の準備期間パートで見せるのもうまい。どんどん計画の裏側、作戦、準備が明かされていくのも面白い。こんな計画立ててたんか、こんなこと予想してたんか、ここまで想定して準備してたんか、っていうあっぱれの連続。めちゃめちゃ知的で面白い。

完璧な計画を不完全な人間が実行する危うさと、何もかも見据えているような教授のエグさ。教授はただ椅子に座って計画の実行を指示するだけじゃなくて、造幣局の外側で起こるいろんなことにめちゃめちゃ頭使って体当たりで対処してるのがまた最高に良い。臨機応変に対処する頭脳がとんでもなさすぎる。まじ有能。

人質のアルトゥーロのクズキャラがおもろい。めっちゃクズ。顔がチェ・ミンシクに似てる。
トーキョーは水原希子に似てる。


造幣局籠城作戦、時間を奪って金を作る
(かっけぇ)
「先に思いつけばよかった」そう思わせる完璧な強盗計画が今後どうなってくのか超絶楽しみ。

シーズン5のパッケージでネタバレくらってめちゃ笑ったけど、逆に何でそこに行き着くのか楽しみ、早く追いつきたい。

こうゆう"集団でデカいことやってのける"とか"めっちゃ頭いい奴の立てた完全犯罪"みたいなのが本当に好き
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