ことりちゃん

真田丸のことりちゃんのレビュー・感想・評価

真田丸(2016年製作のドラマ)
4.0
初めてきちんと観た大河作品でした。

大河では有名な太平記や独眼竜政宗等重厚な作品が好きな方々からしてみれば確かに合戦シーンは迫力があるかというとそうではないですし、ストーリーや会話も現代的だと思います。

でも私は大河ドラマのファンという訳ではないので、大河ドラマというより三谷幸喜作品として楽しみ、結果どの武将にも愛着がありますし何より、真田幸村が大好きになりました。

彼の作品は少し癖のあるキャラクターを愛しい存在として活躍させるのが特徴かなと思いますが、今回それはやはり長澤まさみさん演じるきりで発揮されていたと思います。

最初はなんでこんな小煩い、時代物に似合わない、更にその生涯もわからない女性を入れたんだろうと思いましたが、
30年連れ添いやっとささやかな想いが源二郎に通じた時には泣きながら祝福するまでに彼女を好きになっていました。

歴史上の人物はどうしても英雄的に語られがちですが、そこを三谷幸喜ならではの解釈で親しみやすくしていた事が私には感情移入しやすくなり見やすくなっていたと思います。
そもそも史実の解釈も書き手によって変わりますし、本当のところどうだったかは当時を生きていた人達にしか分からない、それが歴史のロマンでありミステリーですね。

俳優陣は相変わらず豪華で文句の付けようがありません。
真田兄弟も、あえて普段のイメージと異なる(普通だと配役を逆にしそう)キャスティングだったのがとても良かったです。
この2人でなければ、
あんなに感動的な犬伏の別れにはならなかっただろうなぁ…