Melko

時効警察のMelkoのレビュー・感想・評価

時効警察(2006年製作のドラマ)
3.7
シュール&リアル。
「これはあくまで趣味です」
誰にも言いませんカード

人が人を殺そうとする理由なんて、所詮、こんなもん。

大好きな時効警察がアマプラに!なっつかし〜!!くて一気見。
放送当時子どもだった私も今はすっかり…
てか主人公の霧山がまさかの同い年だった…時の流れ…

散りばめられた小ネタと終始低温の笑いはトリックを彷彿とさせるけど、たまにどシリアスな場面が挟まるあちらとは違い、こちらは常に低空飛行。犯人の動機と謎解きも、「えぇ?!そんなことで…」「強引じゃない?」なことばかりで荒唐無稽。
だけどそれが良い。

付かず離れず、ボケ&ツッコミが入れ替わり立ち替わりの霧山・三日月コンビと総武署時効管理課メンバー。
犯人役ゲストさんも毎回豪華。
どの話もなかなか世知辛い人の業や勘違い、因縁を描いていたけど、シーズン1で一番印象に残ったのは、シリーズ随一のウザキャラであり、キザな刑事課の十文字の回。シリーズ1屈指の大人な回だった。そして、この回だけ唯一時効が成立しない。ピッチピチの吉高由里子も出てて懐かしくなった。よく頑張った十文字!

あの頃は、三日月のこと「なんだこの痛いオバサンは…」って思ってたけど、あれから16年。殺人事件の時効制度も廃止になり…今ならあんたのその痛々しい勘違いや空回りがめっちゃわかるよ、三日月ちゃん…

決定的な場面はなくとも、最初から犯人が分かった上で謎解きしながら見られるので、ゆる〜〜い和製コロンボというか。
ゆるふわでうだつの上がらない役をやらせたらピカイチのオダジョー。でも隠しきれないイケメン具合はさすが。
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