2019年10月。待ちに待ったシリーズ続編として本作『時効警察はじめました』が放送された。何と12年ぶりのことだ。
霧山君(オダギリジョー)と三日月しずか(麻生久美子)の掛け合いをまた見ることが出来る!という期待と、昔のままの二人でいてくれるだろうか?というちょっぴりの不安。
そして、大好きな雰囲気に包まれた時効管理課や、実に個性的で楽しい面々(熊本課長、又来、サネイエ、真加出など)も健在だろうか?
でも、私の杞憂などドラマが始まれば一遍に吹き飛ぶだろう。確かにその通りで、霧山君のヘアーは相変わらずのモジャモジャで、三日月しずかはお茶目で可愛くて霧山君を見つめる目はハートになっていて、昔と何も変わっていないように見える。
鑑識課の諸沢(光石研)には、又来の息子・康知(磯村勇斗)という助手が出来ていた。サネイエは結婚したらしく現在は妊娠中。真加出の姿はなかった。
十文字颯(豊原功補)の部下の新人刑事として彩雲真空(吉岡里穂)。蜂須賀(緋田康人)も健在だった。
だから、殆どが昔のままで私は安心したはずだったのだけれど・・・
でも何かが違う。一番に感じたのは彩雲の存在で、はっきり言って邪魔だった。「一つのドラマにマドンナは二人も要らないと言っても過言ではないのだ」という感じ?吉岡里穂は大好きなのに・・・
ところが、今回再見したのは正解だった。放送を観ている時はあんなに毛嫌いしていた彩雲が、今回はちっとも気にならない。それに、彩雲は三日月が霧山を好きなことを分かっていて、三日月を応援するとも言っている。
どうして、こんな大事なことを見落としていたのだろう。私の目が曇っていたのだろうか。好意的な目で彩雲のことを見られるようになると、毎回、絶妙なタイミングで十文字の邪魔が入り、彩雲は霧山が「誰にも言いませんよカード」を相手に渡す瞬間を見ることが出来ずにいた。気の毒になって来る。
ドラマは全8話で、第1話は三木聡の脚本・監督。ゲストの小雪が教祖役で登場する。このストーリーはよく覚えていて、時効になった事件の遺留品が何故か警察の冷凍庫から出て来たというもの。段ボール箱には『要玲蔵』という貼り紙があったので冷凍庫に入れられていたらしい。「ようれいぞう」と読んだせいなのだが、これ、よーくみると「かなめ たまぞう」という被害者の名前だったのだ。(笑!)
全話がこうした感じのゆるゆるしたハナシだけど、リラックスしながら、笑いながら、私にはよい気分転換になった。クダラナイと思って一度も観たことがない方。試しに一度、どーぞ。