茶一郎

フィリップ・K・ディックのエレクトリック・ドリームズの茶一郎のレビュー・感想・評価

4.5
【短】『ブレードランナー』、『トータル・リコール』、『マイノリティ・リポート』……誰もが一度は彼の原作を元にしたSF映画を見ているであろう、稀代のSF作家フィリップ・K・ディックの原作を元にした一話完結のSFドラマシリーズ。
 一話完結SFドラマは先にNetflxオリジナルの『ブラック・ミラー』がありますが、この『エレクトリック・ドリームズ』はディックらしく全てが「人間とは何か」と問いを突き詰めた『ブラック・ミラー』のエンタメ度を脱色したような作品に思いました。
 アンナ・パキン、ブライアン・クランストン、スティーブ・ブシェミ、と出演者が豪華。そして10話『よそ者を殺せ』の監督は何とディー・リースが担当しています。
 2話『自動工場』はアマゾン・オリジナルとは思えないほど、消費者主義を斬り込んだお話。7話『父さんに似たもの』は、『ストレンジャー・シングス』を想起させる楽しさがありました。
茶一郎

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