にゃこ

おしんのにゃこのレビュー・感想・評価

おしん(1983年製作のドラマ)
4.8
朝ドラと言ったら『おしん』と言われるほどの素晴らしい作品ですよね。
カーネーションの次に間違いなくこちらがダントツでTOP2に入ります。

2番手になってしまうのは20代、この作品が放送された数世代も後の人間が見てるからになってしまいますが、1983年で既にドラマの最高峰の様な作品です。


幼少期の小林綾子さん、青年期の田中裕子さん、晩年期の乙羽信子さん。
3者それぞれ素晴らしい演技です。現在のドラマを見てる分、美術等が劣るのは当然の話ながら、それを気にさせない迫真の演技。

特に田中裕子さん、私が知ってる方ではない様な。それでも各作品の名演技が納得できる起点です。


また『おしん』という生き方にも、今の若い人にとってみたらとてもいい勉強になります。
もちろん実際に活かせる所なんて少ない訳だけど、
『人間そのものの強さ・逞しさ・心・生命力』


内容のない回なんて全くなくて、全297話が濃密な15分。
その中におしんという生き方が濃厚に詰まってて、感動ではない真核に触れるものを伝えてくる。

いつまでも消えてほしくない、素晴らしい作品です。
(2021/7 視聴完了)
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