みきちゃ

鎌倉殿の13人のみきちゃのレビュー・感想・評価

鎌倉殿の13人(2022年製作のドラマ)
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==視聴中==

1回:『真田丸』オマージュで幕開け。北条家も真田家くらい愛しやすいことを期待してしまう。周囲に振り回されてばかりの、目が泳ぎまくりの主人公義時。大泉頼朝こと佐殿はめっちゃプリンスなんだなあと実感。物腰柔らかで玉蹴り上手くて雅。ガッキー八重ちゃんとの息子さん可愛かったね…。嗚呼、命が軽い平安末期。

2回:頼朝ぉー!人たらしー!!大泉洋も芸能界でこんな風に人心掌握してきてんじゃね?と思えるお風呂での一幕。三郎愛ちゃんは長所はなんなのw

3回:うさぎの真似をする小栗義時が可愛い。からの野菜踏みにじられて歯を噛み締めながら見せたあの眼とその光。「素敵な金縛り」オマージュに笑った。ゆらゆらする西田敏行法皇w 小池政子の言葉の力がとても強くて小池栄子がほんとにピッタリ。夢見がちな兄姉の下で実務に特化して数字に強くなった現実的な義時。渋沢栄一が「数字に強いやつは天下をとる」みたいたこと言ってたなーそういえば。頼朝はのらりくらりとした風ながら時間をかけてしっかり人を見定めている。ゆるふわ北条パパが案外器がでかくて、誰の言いなりにもなってないし家族を守るぞの心意気がかっこいい。そして元夫の幸せな暮らしが見えるガッキー八重ちゃんかわいそすぎる。涙 (政子の緑のお着物が真田丸で木村佳乃お姉ちゃんが着てたやつと知って歓喜)

4話:大泉頼朝の「ワシが一番頼りにしてるんはお前ぞ!」を見つめる小栗義時の表情ww 自分が凄んでやらせた結果にびっくり呆れ気味で可愛い。三谷幸喜が「法皇はレイア姫」って言ってたと聞いて、またもや頼朝の夢枕に立った法皇にさらに笑ってしまった。「山木もついでに討っとこ」と言った義時。大人しい顔して恨み忘れてへんで!八重ちゃんが頼朝への愛を込めた切ない矢を放ち、源平合戦のはじまりはじまり。兵の集まりの悪さからしてどうやって源氏が勝つ未来にたどり着くのかわからなくてわくわくする♪

5話:三郎兄ちゃんが逝ってしまった!地獄の渡し守め!夢見がちな猪突猛進タイプでトラブルメイカーだと思われたお兄ちゃん。現場で力を発揮する武者だったんだな。武士の情けをスパッとキメるのかっこよかった。義時に本音を明かしたとき、頼朝をいつもの「佐殿」呼びではなく「頼朝」と呼んだことに凄まじい頼もしさを感じた。北条の要と認識されるほどだった兄宗時。マジに首ちょんぱして1話の伏線を回収した北条パパ。戦場で父兄の武者な一面を知ったまだまだひよっこな義時だった。弟らしい顔にきゅんとしたが、この表情を見せることはもう二度とないのかもしれない。

6話:隙あらば西田法王w 負け戦ののち山中を逃げ隠れする大泉頼朝が『水曜どうでしょう』出演中にしか見えなくてとても良い。北条パパがゆるいこと言ったり駄々こねたりするのが大好きなのでどうか長生きして。三郎のことをずっと待っていた父と弟の姿。辛かった。辛かったといえば八重さん。墓石が立派だったことで事実を察してしまったんじゃないかなぁ。つら。。。てか1話からもう五年も経ってたんかい。面白いのが、戦のこの段階で頼朝も北条たちも超ドライで、互いに信頼しているでもなく、流れでなんとなく利用しあっているだけということ。それでも四年後に勝つのはこのチームと決まっている。どっかで一丸となるのかどうなのか、過程が本当に楽しみ。

7話:上総介広常こと佐藤浩市!かっけー!!自信満々で冷静で判断力があって立場関係なく聞く耳を持ってるし若者を育てる手腕がある。義時もそら懐く。試して試されて、面白かった。頼朝と対面して寝てるんかってくらいフリーズした千葉さんの話が史実だそうで追い笑けた。先週から思ってるけどガッキーに大河はまだ早かった感じがするー。ガッキーめっちゃ好きだけども。そして菅田将暉がいよいよ。直虎のときと同じく、彼の登場はやけにワクワクさせてくれる。田中泯さんとの別れのシーンがとても素敵だった。どんな義経になるのか楽しみ。

8話:伊東のじさまのお気持ちを知ってウワッとなった。「血筋の良さを鼻にかけ罪人の身で我ら坂東武士を下に見る、あんな男にどうして愛娘をくれてやることができようか!」くー!!その見解はとても正しいと思う。でもずっと捕らわれてた頼朝は血筋以外に頼れるものも誇れるものもないもんなあ。歩みを進める義経チーム。義時を振り回す者がまた一人増える未来しか見えない。

9話:「この世で一番みすぼらしいのはしょげてるじじい」ww 頼朝と義経のハグが普通に感動的で、先の展開を思ってぼんやりした。孤独極まった頼朝の心からの「よう来てくれた!!」なのになぜ仲良し兄弟にならないんだろうなあ。"顔ソックリ"ww

10話:亀ー!えげつないマウントの取り方するな!キノコと草餅を贈って自己満する義時と、八重から回収したその草餅を食べて腹を壊す山本耕史w 八重を取り巻く人間関係が面白い回だった。伊東のじさまの涙は辛かった。娘を奪い返したと思っていただろうに…さぞ無念よなあ。

11話:OPに善児の名前が復活してきてもう怖い。これで八重さんは息子と従兄と夫と父と兄を善児に殺されたことになる。最後八重が復讐してくれることを期待。兄義円を陥れた義経。後始末がお粗末で叱られてやんの。政子が男子を産もうと頑張ってるのに頼朝はなぜ「お前に跡を継がせてもよいとおもうておる」とか義経に言っちゃうわけ…。

12回:頼朝の浮気で大騒ぎったら大騒ぎ。当時は側室とか普通なのかと思い込んでたら政子が激ギレしてくれて好感度あがった。疲れて伊豆に帰るといいはなった北条パパ。鎌倉殿の前で嫁をかばって素敵。珍しく言い出したときにはもう聞かないって感じもとても良い。

13回:伊豆に帰った義仲パパとりく。なにげにいい夫婦。八重に「おかえりなさい」と言ってもらえて落涙する小四郎にもらい泣き。素敵なシーンだった。ここまでの上総介と小四郎のシーンがとても好き。肉親以外で上総介ほど頼朝を評価している人はいなくて、彼と出会ったときに肝がすわってる一面を見せた頼朝は流石だったから、上総介が北条含む坂東武者のようにおかざりに思ってないことに早く気付いてほしい。ずっと「武衛」呼びしてるのほんと可愛いから!!!

14回:都での木曽氏かわいそう。京都弁は難しいのよ。都で山猿全開の木曽っちと、近い将来天下をとると信じている我が殿武衛に恥をかかせないようにと字を書く練習をする上総介の対比。教養を身に付ける気ないんかよと亀に叱責される政子の対比。八重さんお腹大きいのんいつの間に!無事生まれますように。呪い合戦のとこめっちゃわらってしまった。ギラギラする九郎義経が色んな意味で若い。スカッと気持ち良い系の菅田将暉ばかりを観てきたから、何してんだよ…ともどかしく思ってしまう。

15回:善児の名前見てイヤーンって青ざめたOPの気持ちを軽く超えてきた。三谷さんの脚色がファッキン最高。まさかあんなに絶望的な顔してかっこわるくみじめに頭見せてしんでいくなんて思わなかった。刀まで奪われて…ぶえい想いの……ううう…。佐藤浩市すごいよーすごいよー演技すばらしかったよーー。大泉さんも素晴らしかった。頼朝は上総介の字を読めなかったんじゃない、読みたくなかったんだ。小四郎は今回で大切な何かを失くしたと思う。これからは上総介のあの父のような兄のような笑顔を抱えて生きていくんだ。つら。。

20回:泣いた。全シーンがハイライト。政治家として逞しく成長した小四郎。思い入れがあった人が死ぬたびに、一話の優しい笑顔が遠退いて、いまやどんな仕事の後でも八重にただいまと笑い、息子を抱ける義時になった。義時の策略のおかげで正妻里は九郎に罪を告白して、九郎はより良い笑顔で弁慶を見届けることが出来た。人を信じすぎる弟の因果応報と、人を信じられないこじらせ兄上の涙。
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