何ものにも縛られず各々が自由に自分を生きる街 梨泰院。その気風に象徴されるような主人公セロイのまっすぐな生き方はとても美しく、憧れを抱かずにはいられませんでした。
そしてそれとは対照的に描かれる宿敵「長家」を徐々に追い詰めていく様はとてもスリリングで引きつけられます。
また、物語が進むにつれてスケールがどんどん大きくなっていく一方で、昔からの仲間との友情や結束力は全く変わらず、見ていて安心感がありました。
日々社会に疲弊する日本人には、背筋が伸びるきっかけを与えてくれるような良い作品になっていると思います。