法月

ライスカレーの法月のレビュー・感想・評価

ライスカレー(1986年製作のドラマ)
3.8
このドラマが語られてるのを聞いた覚えがない。
3分の2以上はカナダ・ロケ。「北の国から」に続く、倉本聰の力の入ったドラマ、だったはずなのだが... 当たらなかったんだね。

銚子工業高校野球部で甲子園にも出たバッテリー、ケン(時任三郎)とアキラ(陣内孝則)は、カナダで寿司店を開き成功した野球部の大先輩、次郎(北島三郎)から「新しくライスカレー屋を作るから来い」という言葉に誘われ、カナダへと渡る。
が、当の次郎が行方不明。そこから、まったく英語がしゃべれないケンとアキラの珍道中が始まる....

クソ真面目なケンと、女たらしでチャラいアキラのコンビが面白い。
途中から中井貴一も登場。「ふぞろいの林檎たち」とは違う役柄の時任と中井も面白い。

このドラマがあまり語られてないのは、結末がとても中途半端、尻切れトンボだったからかもしれない。観てた当時「え、これで終わり?」て思ったもの。
もしかしたら、視聴率が振るわず打ち切り扱いだったのかな? 知らんけど...

世間の評価はどうあれ、自分にとっては想い出深いドラマ。
法月

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