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木更津キャッツアイのdaiyuukiのレビュー・感想・評価

木更津キャッツアイ(2002年製作のドラマ)
4.3
   元高校球児のぶっさん(岡田准一)は、末期がんで余命半年の宣告を受ける。残された人生を悔いなく生きるために一大決心したぶっさんは、地元の野球チームのメンバーたちと怪盗団「キャッツアイ」を結成し、夜な夜な世のため人のため、木更津の街に繰り出すのだった…。 
演劇、映画、テレビをまたにかけて活躍する宮藤官九郎が脚本を書き下ろした、破天荒なのにたまらなくリリカルな青春群像劇。
哀川翔と野球が大好きなぶっさん(岡田准一)、イケメンでモテモテだけど一途なバンビ(櫻井翔)、神出鬼没でミステリアスだけど英語が得意なうっちー(岡田義徳)、木更津キャッツアイの行きつけの飲み屋「野球狂の詩」のマスター(佐藤隆太)木更津キッツアイの野球やビールや面白いことを追いかけている終わらない青春模様を、タランティーノやガイ・リッチー監督の「スナッチ」に影響を受けたエピソードを「~回の表裏」で同じシーンを違った目線から描いたり、小ネタ満載のダベりシーンの数々、コミカルな語り口の中で優秀過ぎる弟にコンプレックスを抱いているアニのコンプレックスや一途なためなかなか縮まらないバンビとモー子の恋や意地っ張りなぶっさんと父親の不器用な親子関係やストーカー化した教頭に悩む美礼先生(薬師丸ひろ子)や寿命と向き合い「普通に生きよう」と決断するぶっさんの死生観がちゃんと描かれていて、コミカルでユニークな青春コメディドラマ。
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