うずくまる

池袋ウエストゲートパークのうずくまるのレビュー・感想・評価

池袋ウエストゲートパーク(2000年製作のドラマ)
5.0
堤幸彦と宮藤官九郎が出会ってヤバい化学変化が起きたテレビドラマの金字塔。

登場人物はみんな「どうやって生活が成立しているんだ…」みたいな人生とっ散らかった人たち。
なのに困ったひとをみたら何となくヒューマニズムを発動したりして、無計画に手を差し伸べてみたりして。どんどん面倒なことに散らかっていく。
(宮藤官九郎は、後に落語家が主人公の「タイガー&ドラゴン」という作品を作っているが、本作も本質的には「ブクロ」という長屋を舞台にした落語みたいなものだったと思う。)

堤幸彦独特の、演者本人のパーソナリティからなる表情を、あられなく引き出しては短いカットに納めコラージュしていく手法が炸裂。台詞回しや間合いも生々しさをだし、登場人物に独特の立体感を産み出している。
カラスや、ゴミ、ギャル服、マンバメイク、ギャング服、草臥れたリーマン…など、2000年代の「ブクロ」という街の猥雑さもしっかり表現されている。