どこかに穴の空いた"ドーナツ人間"を肯定して、愛でてくれる。
家族の中でも、社会でも、ドーナツ人間じゃないですって擬態して生きていかなきゃいけないけど。
でも、やっぱり穴が空いてるからドーナツな訳で、別物になりたいんじゃない。
ドーナツのまま、ドーナツとして居られる関係って家族だなと思う。
たまに挫けてしまいそうな言葉がピリリと登場するのもいいです。
カルテットは、自分が正しい！って過信する訳ではないけど、無理やりドーナツの穴を埋めようとする訳でもなくて、みんな自分なりに咀嚼してるところが好き。
正論や一般論で励まさないって、とても心地いい。
「泣きながらご飯を食べたことがある人は、生きていけます。」
に共感する人は、きっと同じ経験がある人だって信じたい。
世の中にたくさんいるって信じたい！
軽快で、おしゃれで、じっと深くて、ずっとそこに居たくなる心地いいドラマ。
すこし俗世間から離れた、軽井沢のような雰囲気でした。また見たいなぁ
