嘘つきは、大人のはじまり―――
愉快で厄介な4人の大人による危険なカルテット。
取り留めたい綺麗事ではない言葉が多くて何度も救われた。大人だから、厭らしく生きてきてしまった彼女たちだから発せられる想い。どれも人間臭く美しい言葉で胸をぐっと掴まれた。
椎名林檎さんが松たか子、満島ひかり、高橋一生、松田龍平に捧げた主題歌『おとなの掟』がこの作品により艶と深みを持たせてくれる。EDは毎回飛ばさずに見入ってしまうほど色気ある大人たちの姿が描かれていた。
そして、その後リリースされた『目抜き通り』は林檎嬢が"カルテットのその後"という体で書かれたそうで、ドラマでは描ききらなかった彼女たちのその後の人生を少し知ることができて涙が出る。林檎さんはこのドラマを本当に愛していたのだろうなぁ。私も好き。特にすずめちゃんがだいすきだ!皆さん、本当に良い役者さんだったなぁ。