このレビューはネタバレを含みます
1年ほど遅れて鑑賞。
登場人物たちのことがどんどん好きになって離れがたくなった。
究極のロミジュリをよくここまで描き切ったよな、制作陣。フィクションだ、物語だ、と首を振りつつ、あの境界線、ほんの数歩で越えられる黄色い線の切なさを何度も思った。送還のカメラワークに本気さを感じた。
脚本の出来や演技、演出のクオリティは書くまでもない。
一番の推しはあの二人。互いに恋を恋と認めまいとした二人。認めざるを得なかった二人。
たくさん嘘をついてきたひとが「このひとにだけは本当のことを伝えたい」と思う展開も、初恋のひとを追いかけて恋が叶わなかったひとが愛されることで愛することを知っていく展開も、不器用なまま終わりを迎える恋も、どれも好きなんだと改めて気付いた。
リアルタイムで見ていたひと、15話から最終話にかけての時間をどうやって過ごしたんだろう。
スイス行きたいな。