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家なき子2のウシュアイアのレビュー・感想・評価

家なき子2(1995年製作のドラマ)
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家なき子シーズン2は一転して資産家一族をめぐるサスペンスドラマ。

最愛の母を失ったすずは、莫大な資産の唯一の相続人で行方知れずの孫を探す余命幾ばくもない資産家(西村晃)の家に孫娘と名乗って潜り込む。資産家の大姪・エリカ(榎本加奈子)、同じく孫娘と名乗るチホ(中山エミリ)が現れ、すずは千穂とともにエリカから執拗ないじめに遭う。そんな中、すずは資産家と因縁のある天涯孤独な少年ハルミ(堂本光一)と親交を深めていく。また、資産家の家では莫大な資産の相続をめぐり、次々と殺人事件がおこる。


資産家の孫娘の行方は?資産家の家で起こる連続殺人事件の真犯人は?動機は?トリックは?というところが焦点となり、みなしご少女すずというキャラクターを借りたシーズン1とは全く別の作品と言える。

子どもが観るにはちょっと真相がエグいが、ただのミステリだと思えば、そこそこ楽しめる。シーズン1ですずに逆襲された従妹のマユミもエリカの家来として登場するが、マユミにしてもエリカにしても、菅井きんはおろかに小柳ルミ子比べてもキャラクターは全体的に小粒。あき竹城演じる女中頭がちょっと印象に残るくらい。

西村晃(二代目水戸黄門)、小林昭二といった昭和の名優たちも出演しており、今にして思うに本当になんじゃこのドラマは。
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