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東京ラブストーリーのMMのネタバレレビュー・内容・結末

東京ラブストーリー(2020年製作のドラマ)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

ううう〜。年齢的に、織田裕二さんのドラマも、漫画原作も全く知らなかったので、こちらで初見のストーリー。

とりあえず、かんちのクソやろおおおおと叫びたい気分です。
昔の名作なのに、どうしてこんなにもリアルなの、、、リアルすぎて苦しい、、、。

7話あたりまで、まっすぐで、正直で、男らしかった完治が、とってもカッコ良くて、大好きだったのに、8話あたりから崩れ始める。
8話あたりから、全くかっこよく見えない完治。
伊藤健太郎くんの表現力が凄いのか、私の脳内フィルターのせいなのか。

リカ目線で見て、流れでキスしてしまったところまではまだ許せたのに、2回目、「俺が関口をすきになったんだ」から、完治の、男の?人間の?脆さが出たね。どっちつかずな、中途半端にフラフラしちゃって。
真っ直ぐな完治が大好きだっただけに、悔しくて。悲しくて。辛かったけど。
だけど、リアルの世界って、本当にこういうことばっかりだから。リアルすぎて辛い。

前半は、リカの傲慢さになんだかなぁとか思っちゃったりもしてたけど、時折見える彼女の本心が、人間の脆さを切に感じさせた。いつも笑顔の人も、メンタル強そうな人も、自由な人も、輝いている人も、わがままな人も、それだけじゃ、ない。その裏に隠れる本心に、気づける人になりたい。
そして私は、その本心を気づかせないくらいに、笑顔で輝ける人になりたい。


役者としては、石橋静河さんがベストオブキャスト。個人的には伊藤健太郎くんが好きなので、楽しみにしていたのだが、完全に石橋静河さんに持っていかれた。
石橋静河さんを認識したのは本作がはじめて。
ほんっとうに、笑顔が太陽みたいに輝いてる。笑顔の似合う人すぎる。
そして、表現がうますぎる。飲み込まれる。引き込まれる。目が、印象的だった。

楽しみにしていた伊藤健太郎くんは、前述の通り7話まではカッコ良かったし、良かった!(笑)
でも本当そう見えるのが役者としては凄いのかもしれない。

石井杏奈さん、清原翔くんは、個人的にはイマイチ。引き込まれなかった。
ただ、清原くん、早く元気になって復帰されることを願っています。

演出、素敵だったなあ〜
監督が何人かいらっしゃるようでそれぞれのカメラワークなんかは感じたけれど、でもどのシーンも綺麗だった。まっすぐだった。
個人的にはとても好きな綺麗さ。

総合的に、ストーリーはおおおおって叫びたくもなるけれど、それがリアルでまた良い。どうなるの…と楽しめた。石橋静河さんがこの作品をかなり彩った。素敵な演出と相まって、苦しさもあるけれど、素敵な作品でした!!!!

(はじめてこんな長い感想書いた(笑))
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