放映当時、僕自身は観てなかったのですが、周りでけっこう話題になってた記憶があります
なるほど これは話題になるかもしれない
ひとつの大きな事件を追う流れのなかで、小さな謎に出会い ひとつひとつ解決してゆく、しかもそれらの解がすべて しっかりと 真相への道標になっている
とても良い構成ですよねぇ
この人が犯人かな、いや違った‥の繰り返しなんですが
納得というカタルシスと、予想しなかったような優しい理由がそこにあるから、またかよ みたいな気持ちにはなりません
日本橋が舞台じゃなきゃ成立しない と言っていいくらい、下町情緒が トリックやストーリーに活かされてるのも素晴らしいです
下町の人情にぐっときて泣きそうになることもしばしば
ごまんとある刑事もののドラマのなかで 良い個性をもって 差別化されてると思います
これでなければ成立しない、は 阿部寛についてもそう
独特の間や空気感は、彼が主人公でなければ味わえないです
市原悦子演じる 煎餅やのばーちゃんと、杏演じるその孫、の言い合いが ほんとべらんめえで可愛かったな
ばあちゃんの焼いたあまあま
同じく、倍賞美津子の姑と その嫁のバトルも よい
夏川結衣のおかみさん も 人間らしくて素敵だった